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1986年4月26日未明、旧ソ連ウクライナ北部のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で原子炉実験中に事故が起こった。 二度以上の大爆発により、原子炉は壊れ核燃料は粉々になって吹き上げられた。上空に吹き上げられた放射性物質は、地球規模の汚染を引き起こし、日本でも放射性降下物が観測された。 ウクライナに隣接するベラルーシでは国土の30%が汚染。数十万の人々が移住を余儀なくされ、数百の村が廃村となった。放出されたヨウ素131の影響で子どもたちに甲状腺がんが急増した。事故直後には世界各地からの医療支援もあったが、現在多くが撤退。政府も経済困難を理由に被害者支援を削減している。 事故を起こした4号炉はコンクリートで固められ、「石棺(せきかん)」と名づけられた。20年を経過した石棺は風化によって崩壊する可能性をはらみ、内部に閉じ込められた放射性物質が放出される恐れがある。
→ イラク Nuclear Blue 核に蝕まれる地球展示写真サムネール インド・ジャドゴダ アメリカ マーシャル諸島 ロシア・チェリャビンスク チェルノブィリ 20年目のチェルノブイリ イラク カザフスタン・セミパラチンスク 旧ユーゴスラビア 福島
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Nuclear Blue 核に蝕まれる地球展示写真サムネール
インド・ジャドゴダ アメリカ マーシャル諸島 ロシア・チェリャビンスク チェルノブィリ
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